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南部の親ロシア派、住民の避難支援をプーチン氏に要請(写真=共同) - 日本経済新聞

【ウィーン=小川知世】ロシアが併合を一方的に宣言したウクライナ南部ヘルソン州の親ロシア派幹部は13日、ウクライナ軍の攻撃が続いているとして、周辺地域への住民の避難を支援するようにロシアのプーチン大統領に要請した。SNS(交流サイト)に投稿した動画で表明した。

タス通信によると、ロシアのフスヌリン副首相は13日、ヘルソン州から退避する住民への支援を決定したと発表した。無料の滞在施設や定住先となる住まいを提供すると説明した。南西部ロストフ州の知事は14日に住民の受け入れを始めると明らかにした。

プーチン氏が9月末に併合を宣言したウクライナ東部・南部4州で、親ロシア派が住民の退避を公式に表明するのは異例。ウクライナ軍の反転攻勢を認めた形で、ロシア軍が南部で占領地域の維持に苦戦していることが浮き彫りになった。

これに先立ち英国防省は13日、ロシアがヘルソン州の州都の住民の一部に避難準備を命じたようだと指摘した。ウクライナの進軍で、州都にまで戦線が後退するとロシアが予想している可能性があると分析した。

ヘルソン州の親ロシア派幹部はウクライナからの攻撃で被害が出ていると主張し、ロシア南西部や同国が2014年に併合を一方的に宣言したウクライナ南部クリミア半島への避難を住民に呼びかけた。「ロシアが同胞を見捨てないことを知っている」とも強調し、プーチン氏に支援を求めた。

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