「世界食糧計画」にノーベル平和賞 コロナで2億7千万人が飢餓に直面 - livedoor

10日、ノーベル平和賞のオンライン授賞式で、メダルと賞状を受け取ったWFPのビーズリー事務局長（共同）

　【ロンドン共同】飢餓の現場に食料を届ける国連の人道支援機関、世界食糧計画（WFP）に対するノーベル平和賞の授賞式が10日、オンライン上で開かれた。

　式典でWFPのビーズリー事務局長が演説し、「われわれは食料が平和への道だと信じている」と指摘。気候変動や新型コロナウイルスなどの影響により「2億7千万人が飢餓の瀬戸際にある」として国際社会に支援を求めた。

　国連の推計では世界で約7億人が飢えに苦しんでおり、新型コロナウイルス拡大で状況は悪化。ノーベル賞委員会はWFPへの授賞で世界の注目が飢餓問題に集まることに期待する。

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