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韓国首相「ヤンセンのワクチン4-6月期から接種」としたが…疾病管理庁は「細部計画策定中」 - 中央日報

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.24 18:13

韓国政府が新型コロナウイルスワクチンと関連しアストラゼネカ以外にファイザー、ヤンセンと1600万人分を追加契約したと明らかにした。

疾病管理庁は24日、「既に契約を締結したアストラゼネカの2000万回分(1000万人分)とともにファイザーから2000万回分(1000万人分)、ヤンセンから600万回分(600万人分)を供給される予定。ヤンセンの場合、当初の400万回分より200万回分追加した量で契約した」と明らかにした。このほかモデルナとも「来年1月の契約を目標に交渉している」と説明した。

事前購入したワクチン3種類は来年~3月から段階的に導入される。疾病管理庁のヤン・ドンギョ医療安全予防局長は24日の会見で、「供給時期は製薬会社別の生産量と契約時期などにより差がある。アストラゼネカは1-3月期、ヤンセンは4-6月期、ファイザーは7-9月期から導入される予定」と話した。導入開始時期が出ただけで細部計画は公開されていない。アストラゼネカのワクチンが2~3月に75万人分ということしか知らされていない。ファイザーのワクチンは来年7~9月に入ってくるが、1000万人分が3カ月以内にすべて到着し接種できるか疑問が提起されている。

ヤン局長は具体的な導入日程に対しては「接種計画などを考慮して細部的に決めるだろう」と付け加えた。「秘密保持協約により契約書に出ている供給時期と量については詳細に公開できない」と話した。

ヤン局長は「現在8600万回分が準備されており、60~70%の国民が接種するには問題ない。優先接種推奨対象者に対してはインフルエンザ流行時期の11月前に接種を終えられるよう接種計画を準備している」と説明した。

だが翰林大学聖心病院呼吸器内科のチョン・ギソク教授は「来年冬のコロナに備えるには9月までに少なくとも3000万人の接種を終えなくてはならないが、政府発表を見るとそれが可能かわからない」と指摘した。

ヤン局長はワクチン導入時期を前倒しする問題と関連し、「多様な方法で時期を早める努力をしている」と答えた。これに先立ち24日午前に丁世均(チョン・セギュン)首相がファイザーのワクチンを4-6月期中に繰り上げるため国レベルで総力を挙げていると明らかにしたが、海外からの事前購入量の状況などをみると成功の可能性は未知数だ。

丁世均首相が「ヤンセンのワクチンは4-6月期から接種を始めるだろう」と話したがこれもやはり不透明だ。これと関連して4~6月中に600万人分の接種を終えるという意味なのか問うと、ヤン局長は「メーカーごとのワクチンの特性と効果を考慮して細部的な予防接種計画を立てている」とだけ答えた。導入と接種がほぼ同時に行われるとみれば良いのかに対する質問にも「最大限早い時期に接種ができるよう徹底して事前準備をしている」と話した。

その上で「インフルエンザ流行前に優先接種を完了したい」という既存の立場だけ繰り返した。

ヤン局長は「モデルナと来年1月に契約を締結するのを目標に交渉を進めている。供給時期がいつなのか詳細に話せないという点を了承してほしい」と明らかにした。

ヤンセンとの契約量が8日の発表時とは違い200万人分が追加確保されたことと関連し、韓国国内で委託生産される可能性についてヤン局長は「政府の持続的な努力とメーカーの協力で追加契約することになった。国内委託生産については議論されたことはない」と話した。

米国がファイザーのワクチンを追加購入することが韓国のワクチン確保に及ぼす影響はないもの予想した。ヤン局長は「現在まで韓国に供給されるワクチンに影響はないものと確認した」と話した。

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