ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏は3日、「近い将来に前線での次の勝利を確信している」との音声メッセージを通信アプリ「テレグラム」に投稿した。ウクライナ侵攻に引き続き関与する意向を示したものとみられる。
プリゴジン氏はワグネルに近いとされるテレグラムのチャンネルで「私たちの『正義の行進』は裏切り者と戦うことが目的だった。多くのことに成功したと思う」などと述べた。発信場所は明かさなかった。
通信アプリへの音声メッセージ投稿は6月26日以来となる。プリゴジン氏は同日「我々は政権の転覆は望んでいない」などと述べたメッセージを投稿した。
一方でロシアのショイグ国防相は7月3日、軍幹部との会談でワグネルの武装蜂起に言及し「軍の部隊に影響を与えなかった」と語り、ロシア軍兵士が任務に忠実だったと評価した。
プリゴジン氏はこれまでショイグ氏らロシア軍幹部への批判を繰り返していた。
ベラルーシのルカシェンコ大統領は6月27日、プリゴジン氏がベラルーシに到着したと発表した。プリゴジン氏は24日夜にロシア南部ロストフナドヌーを離れて以降、姿を見せていない。ワグネルは24日夜に武装蜂起を停止し、首都モスクワへの進軍を停止して部隊を撤退させた。
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