米政策研究機関「戦争研究所」は２３日、ロシアの黒海艦隊の歩兵旅団がウクライナ南部ヘルソン州のドニプロ川東岸クリンキ周辺でウクライナ軍に対し、化学兵器禁止条約で禁じられた催涙ガスを使ったことを認めたと指摘した。
同旅団は２２日、ウクライナ軍に向けて無人機で手投げ弾を投下する「新戦術」を採用したとＳＮＳで主張した。ウクライナ軍に手投げ弾を投下する様子を撮影した映像も公開した。
手投げ弾に含まれる刺激性のガスは暴動鎮圧などに使われ、一時的に人の動きを封じる効果がある。化学兵器禁止条約は戦場での使用を禁止しているが、米ＣＮＮによると、露軍が最近数か月、戦場で使っていると報告されているという。
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