田村憲久厚生労働相は11日の閣議後会見で、英製薬大手アストラゼネカが開発中の新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、実用化されれば来年から1億2千万回分の供給を受けることで正式に契約したと発表した。8月に供給計画について基本合意し、協議を続けていた。
3千万回分は来年3月末までに供給を受ける計画。1人当たり2回の接種が想定されており、契約した量だと6千万人分に相当する。
同社は英オックスフォード大と共同でワクチンを開発。臨床試験で、全体を平均して約70%の効果があったと算出した。一方で、参加者に深刻な副作用が疑われる事例が発生したため9月に臨床試験を一時中断、その後「当局から進めても安全だと確認された」として再開した。
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