
あのジャーナリストの死にも関与?
米紙「ワシントン・ポスト」をはじめとする16の報道機関は、「ペガサス・プロジェクト」と題してイスラエル製の監視ソフトウェア「ペガサス」の調査を行なってきた。アムネスティ・インターナショナルの助言を受け、イスラエルのスパイウェア企業「NSOグループ」の顧客たちが誰を監視しているのか、数ヵ月間に渡って調べたという。 その後、調査報道チームは「ペガサス」に関連すると思われる5万件以上の電話番号リストを独自に入手。すると、1000人以上の政治家やジャーナリスト、ビジネスパーソン、人権活動家の電話番号がリストに含まれていることがわかった。 リストに掲載されている電話番号すべてがペガサスに感染しているかどうかは定かではないが、リスト内にある携帯電話のデータのうち、37台はペガサスが侵入を試みた形跡があったという。 同調査に参加した英紙「ガーディアン」は、2018年に殺害されたサウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギの近親者の携帯電話も、彼の死後数ヵ月にわたってペガサスの標的になっていた可能性があると報じている。
盗聴だけではない。ペガサスがスマホ上でできること
ペガサスにハッキングされると何が起きるのか。脅威のソフトウェアが監視対象となるスマホ上で遂行可能な行為は以下の通りだ。 ・電子メールの送信 ・SNSへの投稿 ・「ワッツアップ」など暗号化された情報の収集 ・写真や動画、音声記録の収集 ・マイクやカメラの作動 かなり多くの操作が可能であることがわかる。現在、NSOグループは守秘義務契約を理由に発言を避けている。また、かねてよりNSOは、「ペガサスはテロなどの犯罪活動が疑われる者のみに使用されるべき」と述べている。 しかし、今回の調査報道でわかったのは、こうした高度な監視ソフトが、犯罪組織の監視以外に使われているかもしれないということだ。
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