安保理緊急会合に金与正氏「主権侵害だ」、再度の打ち上げ強調…北の評論家「事前通告は必要ない」 - 読売新聞オンライン

　【ソウル＝上杉洋司】北朝鮮による「軍事偵察衛星」の打ち上げを受け、国連の安全保障理事会が緊急会合を開いたことに対し、北朝鮮の 金与正（キムヨジョン） 朝鮮労働党副部長は３日付で「主権侵害だ」と反発する談話を発表した。朝鮮中央通信が４日、報じた。

　与正氏は、打ち上げについて「米国と追従勢力の軍事的脅威への対応措置」と改めて主張。「衛星打ち上げを含む主権国家の権利を引き続き行使する」と述べ、再度の打ち上げを行うと強調した。具体的な時期については言及しなかった。

　また、同通信は４日、国際海事機関（ＩＭＯ）が衛星打ち上げを批判する決議を採択したことを批判し、「（打ち上げの）事前通告はこれ以上必要ない」と主張する評論家の論評を報じた。北朝鮮はＩＭＯの規定に基づき、５月２９日に日本の海上保安庁に打ち上げを予告していた。

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