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米国務長官、部隊の即時撤収促す ロ外相と隔たりも対話継続―ウクライナ情勢 - 時事通信ニュース

2022年02月02日07時27分

ブリンケン米国務長官=1月26日、ワシントン(AFP時事)

ブリンケン米国務長官=1月26日、ワシントン(AFP時事)

  • ロシアのラブロフ外相=1月21日、ジュネーブ(AFP時事)

 【ワシントン時事】ブリンケン米国務長官は1日、ロシアのラブロフ外相との電話会談で、対ウクライナ国境からロシアの部隊や装備を即時撤収させるよう促した。ラブロフ氏はこれに対し、ウクライナ東部での同国政府軍と親ロシア派武装勢力の停戦を定めた「ミンスク合意」順守に向け米側が影響力を行使するよう要求。両国の隔たりは埋まらなかった。
 プライス国務省報道官によると、ブリンケン氏は、ロシアが北大西洋条約機構(NATO)の東方不拡大などを要求している問題への対応について協議。米国が2国間や同盟国などとの枠組みで、相互の安全保障上の懸念に関しロシア側と実質的な交渉を続ける意志があることを強調した。
 一方、ラブロフ氏は会談後のビデオ声明で、加盟国の安全保障を尊重する欧州安保協力機構(OSCE)の原則が「西側諸国に守られていない事実をうやむやにしない」と主張したと説明。「(米国がさらなる対応を取るかどうかなど)事態の推移を見守りたい」と語った。

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