【ワシントン=田島大志】米空軍が導入する新型の長距離戦略爆撃機「B21レイダー」が2日、米カリフォルニア州で初めて公開された。核兵器を搭載可能なB21の開発は米軍の核兵器近代化の一環で、ロシアや中国に対する核抑止力の強化を図る狙いがある。
B21は世界初の「第6世代」機で、1988年にB2爆撃機を導入して以来の新型爆撃機となる。来年に初飛行を予定。米空軍は少なくとも100機を取得予定で、順次、B1やB2爆撃機と置き換える。開発を担った米ノースロップ・グラマン社によると、B21はレーダーに捉えられにくい高ステルス性能を誇り、航続距離や精密攻撃性能も従来機より大きく向上した。
2日の除幕式にはオースティン国防長官が出席し、「B21は米国が持つ科学技術の優位性と、抑止力強化に向け先進的な能力構築を進める長期的な取り組みの証しだ」と強調した。
レイダーの呼称は、第2次大戦中の1942年4月に東京など日本上空でB25爆撃機による爆撃を担った米軍の空襲隊「ドーリットル・レイダーズ」にちなんで付けられた。
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