【瀋陽=川瀬大介】ロシアのプーチン大統領と中国の
両首脳による会談は、9月15日に中央アジア・ウズベキスタンのサマルカンドで行った対面会談以来だ。プーチン氏は習氏の訪露について、「(中露の)強固な関係を世界中に誇示することになる」と述べた。
習氏の訪露が実現すれば、2019年6月に露西部サンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムに出席して以来となる。2月のウクライナ侵略以降、米欧との対立が先鋭化しているプーチン氏にとって大きな外交成果となる。
中国中央テレビによると、習氏はウクライナ問題について、「ロシアが解決に向けて外交交渉を拒絶しない姿勢を示していることを評価したい」と述べた。中国の立場については、「今後も客観的で公正な立場を維持し、平和解決に向けて建設的な役割を発揮していきたい」と強調した。
一方、プーチン氏は、中国との軍事協力に関し、中露関係全体で「特別な地位を占めている」と述べ、協力強化を目指す意向を示した。中国軍との緊密な関係を誇示し、ウクライナを支援する米欧をけん制する意図があるとみられる。
両首脳は、中露間の貿易が記録的な水準で伸びていることを互いに指摘し、エネルギー分野を中心に連携を深める方針も確認した。
今回の会談は、露側が再三日程に言及するなど意欲的な姿勢が目立った。先進7か国(G7)と欧州連合(EU)が今月、海上輸送する露産原油の取引価格に上限を設定する追加制裁を発動しており、プーチン氏は年内に中国との緊密な関係を確認しておきたかったものとみられる。
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