バイデン米大統領は19日、中東問題などに関して全米向けに演説し、戦時下にあるイスラエルとウクライナを支援する資金供与への支持を国民に直接訴えた。パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとロシアのプーチン大統領が米国の民主主義に二重の脅威になっていると警告した。
ホワイトハウスで演説したバイデン大統領（10月19日）
Photographer: Jonathan Earnst/Reuters/Bloomberg
ホワイトハウスが連邦議会に対し、イスラエルやウクライナ、台湾向けの約1000億ドル（15兆円）規模の予算要求を正式に提出するのに先立ち、大統領執務室からプライムタイムに演説した。
大統領はウクライナがロシア、イスラエルがハマスと戦うのをそれぞれ支援することは米国の国家安全保障にとって極めて重要だと論じた。
中東問題については、平和と二国家解決を諦めることはできないと語った。
また、イスラエルとエジプトの首脳がガザ地区向けの援助物資搬送に関して合意したと述べるとともに、イスラエルが戦時国際法を順守して活動する必要性も協議したと話した。
このほか、イスラエルとウクライナ向け追加資金について20日に連邦議会に予算要求する方針を明らかにした。
原題： Biden Casts Russia, Hamas as Parallel Threats to Democracy、Biden: We Cannot Give up on Peace, Two State Solution、Biden: Will Send to Congress Budget Request Tomorrow（抜粋）
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