ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、フランス国会でビデオ形式で演説し、ロシアによるウクライナ侵攻は「自由、平等、博愛に対する戦争だ」と訴え、戦闘停止に向けたフランスの支援強化を求めた。
「自由、平等、博愛」は1789年のフランス革命で打ち立てられた国家の理念。
ゼレンスキー氏は、ロシアの軍事侵攻は欧州連合(EU)の価値観に反すると強調し、フランスが議長国を務める今年上半期に、ウクライナのEU加盟へ向けて「歴史的な決定」をしてほしいと訴えた。マクロン氏がロシアのプーチン大統領らと精力的に協議を続けていることに謝意を示した。
3社に「支援やめるべきだ」
一方で、フランス企業がロシア国内で事業を継続していることに対する不満を表明。仏自動車大手ルノーなど3社を名指ししながら「ロシアの戦争への支援をやめるべきだ」と訴えた。演説を受けてルノーは23日、モスクワ工場の操業を同日から一時停止したとの声明を発表した。
ゼレンスキー氏は、ロシア軍が包囲して激しい攻撃を続けるウクライナ南東部マリウポリを、第一次世界大戦の激戦地・仏北東部ベルダンになぞらえた。
また、2021年に亡くなったフランスの国民的映画スター、ジャンポール・ベルモンドさんに言及して「さようなら」と演説をしめくくり、ウクライナに対するフランス国民の連帯を訴えた。【パリ久野華代】
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