ロンドン=和気真也、ニューヨーク=真海喬生 細見るい、江口英佑
世界の主要な金融機関で構成する「クレジットデリバティブ決定委員会」は1日、ロシアが発行したドル建て国債の一部利払いに「支払い不履行」が発生したと認定した。市場関係者は「正式な債務不履行(デフォルト)と見なすのが市場の一致した見方だ」と指摘。経済制裁が、財政破綻(はたん)によらない異例のデフォルトへとロシアを追い詰めている。
委員会が公表した資料によると、協議に参加した13金融機関のうち12機関が「ロシア政府による支払い不履行があったか」の採決に「あった」と投票。米シティバンクのみ「なかった」に投票した。シティはロシア政府が国債の元利払いをする際の窓口銀行となっている。委員会は6日にも次回会合を開く。
問題になったのは、4月4日が償還期限のドル建てロシア国債の利子。ロシア政府が償還したのは30日間の猶予期限直前で、この期間中に発生した利子190万ドル(約2億4千万円)が支払われなかったと一部投資家が委員会に訴えた。今回の認定により、デフォルトによる金融商品の「保険金」の支払い義務が発生するとみられる。
デフォルトは米ムーディーズ…
からの記事と詳細
https://ift.tt/pxolCWK
世界
Bagikan Berita Ini
0 Response to "「デフォルト」相次ぐおそれ ロシア国債の利払い不履行 影響は - 朝日新聞デジタル"
コメントを投稿