ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島で、ロシア黒海艦隊が司令部を置くセバストポリのラズボジャエフ市長は22日、ウクライナ側の無人機(ドローン)2機を防空システムで撃墜したと通信アプリで明らかにした。一方、南部ザポロジエ州オリヒウではウクライナ側の支援物資の配給拠点がロシア軍の攻撃を受け、1人が死亡した。
ラズボジャエフ市長は、負傷者や民間インフラへの被害はないとしている。黒海艦隊基地などに被害があったかは不明。市長は水上でも艦隊が無人機3機を撃退したと主張した。
基地には10月29日に水中無人機の攻撃があり、ロシアはウクライナと合意した黒海の穀物輸出のための回廊を、ウクライナが軍事目的に使って攻撃したと主張、合意履行を一時停止していた。
ザポロジエ州のスタルフ州知事によると、同州オリヒウでは11月22日、学校内に設置された支援物資の配給拠点がロシア軍の砲撃を受け、1人が死亡、2人が負傷した。(共同)
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