【AFP=時事】米国は18日、ロシアのウクライナ侵攻がいつ起きてもおかしくないと警告した。
ロシア軍がウクライナ国境に大規模な部隊を集結させる中、セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は21日、スイス・ジュネーブで米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官とウクライナ情勢について対面で協議する。
ジェン・サキ(Jen Psaki)米大統領報道官は「ロシアがいつでもウクライナに攻撃を仕掛けられる段階にあるとみている」「これまで以上に厳しい状況と言える」と述べた。
サキ氏は「(ロシアのウラジーミル・)プーチン(Vladimir Putin)大統領がこの危機を生み出している」と非難。ロシアがウクライナを攻撃すれば、前例のない経済制裁を科すと改めて警告した。
サキ氏は制裁について、ロシアとドイツを結ぶガスパイプライン計画「ノルドストリーム2(Nord Stream 2)」の棚上げを含め「いかなる選択肢も排除しない」とした。
ある米国務省高官は、ロシアと緊密な同盟関係にある権威主義国家ベラルーシの憲法改正案について、可決されればロシアの核兵器配備が可能になるとの懸念を示した。
ロシア軍は軍事演習目的と称してベラルーシ入りしているが、米当局によるとその規模は、通常をはるかに上回っている。
【翻訳編集】AFPBB News
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