［ローマ ２７日 ロイター］ - イタリア議会は２７日、大統領を選出する４回目の投票を行った。４回目からは当選に必要な得票が３回目までの３分の２以上から過半数へとハードルが下がったが、当選者は出なかった。
新大統領を選出できなかったのはこれで４日連続。主要な政党は互いに容認できる候補者の選出に苦戦している。
ドラギ首相は依然として候補者の一人だが、同氏が大統領に就任するために首相を退任すれば連立政権が崩壊し、総選挙が前倒して実施されるとの懸念から多くの議員が支持をためらっている。
現職のマッタレッラ大統領は続投を否定しているが、この日の投票では１６０票以上を獲得。３回目の１２５票から増加し、多くの議員がマッタレラ氏の翻意を望んでいる可能性があることが示された。
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