
【モスクワ=工藤武人】タス通信によると、ロシア刑務当局は17日、昨年8月に猛毒の神経剤で襲撃されたロシアの反政権運動指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(44)を、モスクワ郊外のシェレメチェボ空港で拘束した。ナワリヌイ氏は療養先のドイツから約5か月ぶりに帰国したばかりだった。露刑務当局はナワリヌイ氏が過去に受けた執行猶予付き禁錮刑の確定判決に絡み、帰国後の拘束を事前に警告していた。
プーチン政権は米欧による非難を覚悟でナワリヌイ氏の活動の封じ込めに乗り出した形だ。ナワリヌイ氏が搭乗した露民間機は当初、モスクワのブヌコボ空港に到着予定だったが、着陸前に急きょ変更された。
ナワリヌイ氏は、離陸直前、搭乗機に同乗していた報道陣に、露当局による拘束を恐れていないかと尋ねられ「あり得ない」と答え、プーチン政権の不正追及の継続に意欲を示していた。
露有力紙RBCなどによると、露治安当局はナワリヌイ氏の到着に先立ち、ブヌコボ空港に出迎えに来ていたナワリヌイ氏の側近や独立系メディアの記者らも相次いで拘束していた。
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