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サイゴン陥落のデジャブ「アフガン大返し」でバイデン3日天下? - 現代ビジネス

たった3日でカブール陥落か!?

もちろん、20年にもわたって(米国にとって)無益と思える戦争が続いてきたことに米国民は「うんざり」していた。だから、トランプ前政権が2020年2月にタリバンと米軍の完全撤退を含む和平合意を交わしたことは決して間違いではない。

この合意に基づき、バイデン政権はアフガニスタンからの最終的な米軍撤退を2021年5月1日から開始し、9月11日までに完了するとしていた。

しかし、だからと言って今回の「サイゴン陥落」ならぬ「カブール陥落」に関してトランプ前大統領に責任があるわけではない。

アフガン撤退は正しい戦略だが、問題はその戦略をスムーズに行う「実行力」があるかどうかなのである。

by Gettyimages

その実行力の欠如が今回の「カブール陥落」という惨劇を招いたのである。

バイデン政権の混迷ぶりは、朝香豊氏の「アフガン・首都陥落を招いたバイデン政権の大罪」を参照いただきたいが、タリバンは、8月12日の西部の第3の都市ヘラートに続いて、13日に第2の都市カンダハルを制圧したと宣言。翌14日に第4の都市マザリシャリフを制圧、そして15日には最大の首都カブールまで制圧してしまった。

しかも、バイデン大統領は、このような急展開を受けて、8月14日に米国および同盟国の人員らが安全にアフガニスタンを出国できるよう約6000人の米兵を派遣すると発表していたにもかかわらずだ。

さらに、タリバンの脅威を甘く見ていたバイデン大統領は、キャンプデービッドで休暇中であったというお粗末さである。

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