【テヘラン=水野翔太、ワシントン=横堀裕也】アフガニスタンの首都カブールの国際空港敷地外で26日夕(日本時間26日夜)、爆発があり、米メディアによると多数が死傷した。日本を含む各国の開発支援関係者やアフガン人協力者らが多数現地に残る中、国外退避は難しさを増している。
ロイター通信は、少なくとも13人が死亡したと報じた。米国防総省は、米兵を含む複数の負傷者が出ていると明らかにした。
AP通信は、米政府当局者の話として、爆発はイスラム過激派による自爆テロだと報じた。爆発が2回起き、銃撃戦があったとの情報もある。米英両国は25日から、差し迫ったテロの危険があるとして、空港に近づかないよう警告していた。
今月15日にイスラム主義勢力タリバンがカブールを制圧して以降、大規模なテロは初めて。空港周辺には、タリバンの迫害を恐れて国外退避を希望するアフガン人らの群衆が詰めかけていた。現場近くにいたアフガン人への取材によると、爆発は空港を警備する米兵が多くいる場所で起きた。
タリバン報道官は関与を否定し、地元メディアに「爆発はテロリストによるものだ」と述べた。空港周辺にいたタリバンの警備要員にも負傷者が出たとしている。
英メディアは、イスラム過激派組織「イスラム国」の関連組織が空港を狙った自爆攻撃を計画していると事前に報じていた。
空港周辺では、米軍を中心とする駐留外国軍の活動も続いている。各国の外交官や開発支援要員、アフガン人協力者らの国外退避への影響は避けられない。
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