【北京=三塚聖平】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は27日の記者会見で、アフガニスタンの首都カブールの国際空港近くで起きた自爆テロに対し「強烈な非難」を表明した。その上で「関係方面が有効な措置を取り、アフガン情勢の平穏な移行を確保することを望む」と述べた。 現地の中国人が死傷したとの報告は入っていないという。アフガンの首都カブールにある中国大使館は業務を継続しており、現地の「自ら残っている少数の中国公民」と連絡を保っていると説明した。 中国は、アフガン情勢が隣接する新疆(しんきょう)ウイグル自治区の治安悪化をもたらすことがないか警戒。アフガンで実権を掌握したイスラム原理主義勢力タリバンに対してくぎを刺している。習近平国家主席は25日のプーチン露大統領との電話会談で、アフガン情勢に関して「各種のテロ組織と徹底的に手を切る」ことを促している。
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