2021年08月31日07時41分
【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は30日、アフガニスタンの実権を握ったイスラム主義組織タリバンに対し、アフガン人と全外国人の「安全で秩序あるアフガン出国」を認めるよう促す米英仏提案の決議案を採択した。15理事国中13カ国が賛成し、中国とロシアは棄権した。
中ロ両国は採択後、決議案にそれぞれの提案が反映されなかったと棄権理由を説明。中国の国連次席大使は「この決議を採択する必要性や緊急性と内容のバランスに大きな疑問がある」と述べた。
決議案はアフガン人の自由な出国を認めた27日のタリバンの声明に触れ、「タリバンが約束を守ることを期待する」と明記。また、全当事者に包括的な政治解決を模索するよう促し、女性や子供、少数派を含む人権擁護の重要性も再確認した。
フランスのマクロン大統領は仏メディアとのインタビューで、人道活動継続のために「国連管理下の安全区域」をカブールに設けることを提唱していたが、決議案には盛り込まれなかった。
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