2021年08月26日17時58分
【イスタンブール時事】イスラム主義組織タリバンが実権を握ったアフガニスタンに駐留するトルコ軍部隊は25日夜、アフガンからの撤退を開始した。アカル国防相は26日の声明で「任務は完了した。できるだけ早く移動を済ませたい」と述べた。米軍と共に撤退を進めることで、首都カブールの空港などでの情勢混乱に拍車が掛かる恐れがある。
トルコ軍をめぐっては、8月末の米軍撤退後にカブールの空港管理を担う方向で調整が進められていたが、タリバンが難色を示したため部隊を引き揚げる方針に転じたとみられる。ただ、タリバンは民間人による協力を求めているとされ、トルコ大統領府のカルン報道官は「兵士撤退後も業務は継続可能だ」と話し、タリバン側と協議を進める考えを示した。
北大西洋条約機構(NATO)の一角を占めるトルコは、2002年からアフガンに派兵し、最近は約600人が駐留していた。タリバンによる15日のカブール制圧で混乱する空港からの外国人やアフガン市民の脱出を支援する役割も果たしてきた。
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