【北京=三塚聖平】在米中国大使館は28日付で発表した声明で、米国家情報長官室(ODNI)が公開した新型コロナウイルスの起源に関する報告書に対し、「科学性や信頼性は全くない」と猛反発した。「断固とした反対と強烈な非難」を表明し、追加調査を受け入れない姿勢を改めて示した。
声明は、米側が中国の透明性の欠如を非難したことについて、「政治問題化し、汚名を着せるために口実を探した」と非難。その上で、中国側の情報について「完全に公開、透明だ」と主張した。また、過去に米情報機関がイラク開戦の根拠となった大量破壊兵器に関して誤った報告をした例などを挙げて、「歴史上、米情報部門は少なくない『傑作』を出している」と揶揄(やゆ)した。
さらに「米国がもし本当に『透明性に責任を負う』というのならば、自国の初期病例のデータを公表、調査すべきだ」と迫った。米政府の起源解明の動きに猛反発する中国は、米国内の「漏洩(ろうえい)疑惑」を主張して対抗している。
起源解明について「全世界で展開されることにより、真相と答えを見つけることができる」と強調。中国以外の調査を進めるべきだという考えを示した。
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