米国防総省は29日、アフガニスタンの首都カブールで、米軍が爆発物を積んだとみられる車両を無人機で空爆したと発表した。過激組織「イスラム国」(IS)傘下の「ホラサン州」(IS-K)による差し迫った脅威を排除したと説明した。ジョー・バイデン米大統領は自爆テロへの反撃継続を宣言しており、報復合戦も予想される。 「凶悪な攻撃に関与した人物を追い詰め、代償を払わせる」「今回の攻撃が最後ではない」 バイデン氏は28日に出した声明で、前日実施した無人機による報復空爆について、こう強調していた。カブールの空港周辺で26日に起きた自爆テロでは米兵13人を含む計180人以上が死亡していた。 AP通信によると、イスラム原理主義勢力「タリバン」の報道官は、29日の再攻撃について、空港を自爆攻撃しようとしていた何者かを標的に米軍が空爆したと話した。ロイター通信によると、タリバンは、無人機攻撃で女性2人と子ども1人が負傷したとして米軍を非難した。 アフガン駐留米軍の撤退期限は31日に迫っている。米軍は撤退後も周辺国を拠点に無人機攻撃を行うなど、アフガンで対テロ作戦を続けることになりそうだが、今後、どうなりそうか。 軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は「米軍は撤退までにテロが再発することを警戒している。今後、米軍はパキスタン国境付近に多いIS傘下『ホラサン州』の拠点を攻撃する可能性はある。ただ、深刻な問題は、米軍とタリバンの関係だ。米軍の退避が終われば、一時的に沈静化するだろうが、長期的には対立が表面化する可能性もある」と語った。
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