【テヘラン=水野翔太】アフガニスタンの実権を握ったイスラム主義組織タリバンは24日、迫害を恐れる市民の国外流出が続いている事態を踏まえ、今後はアフガン国民の出国を禁止する方針を示した。米軍主導の多国籍軍に協力してきた民間人らの国外退避が一層困難になる恐れがある。
タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道官は24日、記者会見で「我々は技術者、医者、兵士らを必要としている」と述べ、国家統治に役立つ人材の流出に懸念を示した。空港への通行を規制するとも表明した。
タリバンが首都カブールを制圧した15日以降、技能保持者や知識人を中心に、出国したアフガン人は数万人に上っている。
タリバンはまた、地元メディアに対し、国防相にアブドル・カユム・ザキル氏を任命したと公表した。2001年に米軍に投降し、一時はキューバのグアンタナモ米海軍基地のテロ容疑者施設に収容されていた人物だ。任命は新政権樹立までの暫定的な措置だとしている。
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