2021年08月16日18時04分
【シンガポール時事】マレーシアのムヒディン首相は16日、アブドラ国王に内閣総辞職の意向を伝え、国王は認めた。新型コロナウイルスの深刻な感染拡大を招いたことで政権への不満が高まり、連立与党内からも離反する動きが広がっていた。昨年2月にマハティール政権が倒れて以来、揺らぐマレーシア政治の混迷が続く。
国王に意思を伝えた後、ムヒディン氏はテレビ演説し「下院で過半数を失ったことから辞職を決めた」と説明した。コロナ危機のさなかにあるため「新政権ができるだけ速やかに発足するよう期待する」と語った。
ただ、国会の勢力は四分五裂の状況で、与野党とも単独で過半数を固めきるのは困難な情勢。安定政権を形成できる勢力が現れるのか依然として不透明だ。
アブドラ国王は政治空白をつくらないため、下院の早期解散総選挙は「最良の選択肢ではない」と慎重な姿勢を示した。後任が決まるまで、ムヒディン氏を暫定首相に任命したことから、ムヒディン氏はしばらく職にとどまる。
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