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タリバン信用できる?市民ら苦悩 アフガン残留「死より恐ろしい」 - 時事通信ニュース

2021年08月20日20時32分

スプレーで黒く塗られた女性の顔のポスターと、アフガンのイスラム主義組織タリバンの戦闘員=18日、カブール(AFP時事)

スプレーで黒く塗られた女性の顔のポスターと、アフガンのイスラム主義組織タリバンの戦闘員=18日、カブール(AFP時事)

  • 18日、カブールの空港で、国外退避のため米軍輸送機に乗り込む人々=米海兵隊提供(AFP時事)
  • 19日、カブールで、英保護領からの独立記念日に合わせ国旗を振るアフガンの人々(AFP時事)

 【カブールAFP時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの政権掌握を受け、過去20年にわたり民主主義体制の恩恵を享受してきた市民は、今後アフガンがイスラム統治に逆戻りするのではと懸念している。従来とは違う柔軟姿勢も示唆するタリバンを信じて良いのか―。人々は苦悩の表情を見せる。

タリバンの電撃的アフガン制圧 地に落ちた米国のイメージ

 15日のタリバンの政権奪取後、数万人とも言われる市民が国外脱出を図り、空港に押し寄せた。米政府は19日、過去5日間で計7000人を首都カブールから退避させたと発表した。
 家族と空港へ向かった外国のNGO勤務の男性はAFP通信の取材に「(空港では)タリバンと米国人が発砲していた。それでも人々は前に進もうとした。空港以外の場所では『死』よりも恐ろしい事態が待っていると知っているからだ」と顔をこわばらせた。
 英保護領からの独立記念日となった19日、カブールや複数の地方都市ではアフガン国旗を振りながらタリバンに抗議するデモが起きた。デモ参加者の一人はAFPに「私が国際社会や国連安保理に求めるのは、アフガンに目を向けてもらい、この20年で達成した成果を無駄にしてほしくないということだ」と力を込めた。
 タリバンは権力の座に返り咲いたことを誇示しようと、首都の政府庁舎に白と黒のタリバンの旗を掲げた。AFPが入手した国連の内部文書によれば、タリバン戦闘員は既に住宅を戸別訪問し、軍や警察、情報機関で働いていた市民がいないか調査を開始。国内各地に身元洗い出しのための検問所も設置した。
 タリバンは先の記者会見の際、国民全員を赦免し女性の権利も一定程度認めると発言した。しかし、実態は異なるようだ。地元ジャーナリストの女性ダウランさんは19日、勤務先のテレビ局への出社を阻まれたと明らかにした。「体制が変わったので仕事を続けられないと言われた。男性は入局が許されたのに…」と失望を隠せない様子。「われわれの命が危機にさらされているのだ」と硬い表情で語った。

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