
国連軍司令官と韓米連合司令官を兼職する在韓米軍司令官出身の退役四つ星将軍が北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長の韓米合同演習関連の圧迫より汎与党議員の合同演習延期の主張がさらに懸念されるというメッセージを出した。 11日、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、ジェームズ・シャーマン元在韓米軍司令官(2011~2013年在任)は最近、北朝鮮が金与正氏の名義で出した2度の談話内容について「率直に彼らの修辞に対して懸念していない」として「すでに過去聞いたものと全く同じだ」と一蹴した。同時に、汎与党議員74人が5日発表した合同演習の延期を要求する共同声明に対しては「韓国は準備態勢を維持し、常に国境を防御する準備ができていなければならない」として「韓国の防御に代わることができるものはない」と懸念を示した。 バーウェル・ベル元司令官(2006~2008年在任)も与党の反応に関連して「北朝鮮を効果的に抑止し、必要であれば撃退するための同盟の軍事準備態勢を北朝鮮との潜在的かつ短期的な関係改善に使う政治的ツールに扱ってはならない」と放送に出演して話した。 ベル元司令官は特にこのような動きが韓米同盟に亀裂を作れば、北朝鮮はもちろん中国にも悪い信号を与え得ると警告した。「中国も未来に韓半島(朝鮮半島)戦争に参戦すれば、抑止と撃退の潜在的な対象」とした。また「虚弱さを露出して不公平な和解を模索すれば、中国と北朝鮮を大胆にさせて両国はわが強力な同盟に亀裂を作るだろう」と話した。 ジョン・ティラリー元司令官(1996~99年在任)は金与正氏の名義で合同演習を非難する談話が発表されたことに対して「誰が報道官になろうが、北朝鮮の修辞は変わらない」とし、「関係の正常化と韓半島の平和・安保構築を望むなら、そのような意向を明らかにすることができる手段はいくらでもある」と明らかにした。同時に、「北朝鮮はそのようにする代わりにいかなる相互措置も取らず、韓国が多くのことを譲歩することだけを望んでいる」と強調した。 一方、10日北朝鮮が合同演習の施行に対して「必ず代価を払う自滅的行動」と脅かしたことを受け、米国内専門家の間では「深刻な挑発で対応はしないだろう」との観測も出ている。 米国家利益センターのハリー・カジアニス韓国担当課長は「北朝鮮の最近の立場表明は宣伝用であり、今後米朝対話でテコを得るための典型的手法」とし「北朝鮮はすでに新型コロナと対北朝鮮制裁で深刻な状況にぶつかっているため、大陸間弾道ミサイル(ICBM)や核実験のような重大な挑発行為には出ないだろう」とこの日、ラジオ・フリー・アジア(RFA)に話した。 ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員は「北朝鮮はコンピュータ基盤の合同演習が北朝鮮に直接的な軍事脅威ではないということを分かっていながらも、演習施行をめぐって韓米間立場の隔たりを広げて同盟を弱めようとする狙いを見せている」と解説した。また「北朝鮮の過去数年間の動きをみると、今後北朝鮮が短距離ミサイルを発射する可能性はある」としつつも「長距離ミサイル試験のような重大な挑発は自制するだろう」と話した。
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