
【テヘラン=水野翔太】アフガニスタンの旧支配勢力タリバンは8日から9日にかけ、アフガン北部タハール州の州都タロカン、サマンガン州の州都アイバクをそれぞれ制圧した。これにより、州都34市のうち計6市を掌握した。
米欧メディアによると、タロカンでは州庁舎や警察本部が相次いで占拠され、政府軍兵士は敗走した。州知事周辺によると、アイバクでは、タリバンと交戦した民兵約150人が寝返り、アフガン政府軍への攻撃を始めたという。
今後、北部バルフ州の州都マザリシャリフが陥落すれば、北部の主要地帯がタリバンの牙城となる。タリバンは北部制圧を通じ、隣国タジキスタンなどとの交易を押さえて麻薬密売などで資金を拡充するほか、敵対した「北部同盟」の系譜にある複数の民兵組織を壊滅に追い込むことを狙っている。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、バイデン米大統領は情勢報告を受けたが、8月末に駐留米軍を撤収する方針を見直す考えは示さなかったという。米軍の関与は限定的な空爆にとどめ、アフガン政府軍の支援を続ける構えとみられる。
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