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タリバン「恐怖政治」再来、おびえる市民 新政権枠組みが試金石に - 毎日新聞 - 毎日新聞

アフガニスタンから国外に退避しようと首都カブールの国際空港前に集まる人々=2021年8月17日、AP
アフガニスタンから国外に退避しようと首都カブールの国際空港前に集まる人々=2021年8月17日、AP

 アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが復権して22日で1週間を迎えた。タリバンは新政権樹立に向け、20年前に崩壊した旧政権との違いをアピールするが「恐怖政治」の再来を思わせる動きも報告されている。

外国メディア敵視? 「拘束リスト」報道も

 「武装したタリバンの6人が家に来て、あなたを捜していた」。アフガニスタン東部ジャララバード。首都カブールが制圧された翌日の16日夜、外国メディアの通信員を務める男性に、一緒に暮らす親族から電話が入った。外国勢力を敵視するタリバンに狙われる心配から、男性は既に別の場所に隠れていた。

 男性はすぐ知人のタリバンの情報担当幹部に連絡した。「自宅を捜索された。家族もおびえている。やめてくれ」「すぐ現場司令官に伝える」。幹部は約束してくれたが、その2時間後と3時間後にもやって来た。

 さらにタリバンは自宅にいた男性の親族を連行して尋問。相手は具体的な目的は明かさず、男性の仕事の詳細を探っているようだったという。男性は不安を募らせる。「多くの記者や外国機関で働く人の家が捜索された。もし捕まれば…

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