【新型コロナ】米の新規感染者が２月以来の高水準、米軍が接種義務化 - ブルームバーグ

米国では新型コロナウイルスの新規感染者数が週間べースで２月初旬以来の高水準に増えた。感染力の強いデルタ変異株が広がっていることが背景。

　　米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、８日までの１週間の新規感染者数は76万1216人。死者数は前週比49％増の3486人と、昨年12月以降で最大の増加となった。

　　米国防総省は現役部隊の兵士に９月15日までのワクチン接種を義務付ける方針だという。ＡＰ通信が報じた。

　　米ファイザーと新型コロナワクチンを共同開発するドイツの製薬会社ビオンテックは、今年の同ワクチンの売上高見通しを28％引き上げた。米モデルナが８月に韓国に供給するワクチンは、製造に関連する問題で計画の半分未満にとどまる見通しだ。

　　イスラエルで行われた予備調査によると、ファイザーとビオンテックのワクチンでは、ブースター接種（追加接種）を受けた大半の人は２回目の接種後と同程度またはそれよりも軽い副反応があった。イスラエル当局者は、同ワクチンのブースター接種の対象年齢を現在の60歳以上から40歳もしくは50歳以上に拡大することを検討していると述べた。

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　　モリソン豪首相の新型コロナ危機対応の評価がパンデミック（世界的大流行）が始まって以降の最低水準に落ち込んだ。ワクチン接種が迅速に進まない中で、有権者はロックダウンに疲弊している。９日のオーストラリアン紙に掲載されたニュースポールの世論調査によれば、モリソン首相の対応を評価する人は48％で、昨年４月の85％から大きく低下した。